「お風呂に入ってスッキリ!」と思ったら、偏頭痛が。。。
間違ったお風呂の入り方をすると偏頭痛が悪化してしまうことがあります。今回は偏頭痛持ちの人のための正しいお風呂の入り方を解説します。


この記事のポイント
■偏頭痛が起きていないときに、ぬるま湯で15分程度が理想
■水分補給は忘れずに
偏頭痛が起きているときは悪化するのでお風呂は控える
偏頭痛は脳の血管が拡張して、まわりの神経を圧迫することで起きる頭痛です。
偏頭痛が起きてズキンズキンと痛むときは、血流に合わせて血管がまわりの神経を刺激している状態です。
この状態で体をさらに温めると、血行がよくなって血流が活発になり偏頭痛が悪化します。
偏頭痛が起きているときは入浴をあきらめて、偏頭痛が収まってからサッと簡単にシャワーにしておいたほうがいいです。
偏頭痛が起きていないときのお風呂の入り方
偏頭痛が起きていないときは積極的にお風呂に入りましょう。
お風呂に入ると、全身が温められてリラックス効果や血行がスムーズになるので、偏頭痛の予防に効果があります。
ただし、お風呂の入り方には注意が必要です。
お風呂に入って偏頭痛を起こさないための注意点
お風呂に入って偏頭痛が起きる場合があります。原因は基本的に2つあります。
1つは入浴中に、たくさん汗をかいて水分不足になること。
水分不足になると血液がドロドロ状態になって、酸素を多く脳に運ぶために血管が拡がるので偏頭痛が起きます。
もう1つは熱いお風呂もしくは長い時間お風呂に入って血行がよくなりすぎること。
必要以上に血行がよくなると血管が異常に拡がって、偏頭痛につながります。

偏頭痛持ちの人のための正しいお風呂の入り方
まず入る前にコップ1杯の水を飲んで水分補給をしておきましょう。
お風呂に入るタイミングですが、食後であれば30分は開けたほうがいいです。
食後すぐにお風呂に入ると胃に集中していた血液が、身体全体にまわってしまうので結果的に消化不良を起こしてしまいます。
また、寝る直前は体温が上がりすぎて眠れなくなるので、就寝1〜2時間前にしましょう。
次にお風呂の温度は38〜40℃のややぬるめに。
リラックス効果を高めるときは入浴剤やハーブ、バスソルトなどを加えましょう。
お風呂に入るときはかけ湯をしてすぐに入るのではなくて、まずはシャワーで髪や体を洗いながら体をお湯に慣らしていきます。※急な体温の変化は血管を拡張させることがあるため
そのあとにお風呂に入って、半身浴5分と全身浴10分程度行うのが理想的です。
それ以上、お風呂に入り続けると血行がよくなりすぎて、血管の拡張を招くので控えたほうがいいでしょう。
補足 温泉に行ったときも偏頭痛持ちの人は気をつけたほうがいい
温泉に行ったときは、なるべくぬるめのお湯につかるようにしましょう。
また、冬場の露天風呂の場合、寒い場所を通ることが多いため体温の急激な変化が起きて偏頭痛を起こす可能性があります。
どうしても露天風呂に入りたい場合は、まずは室内の温泉で体をある程度あたためてから入るといいでしょう。
サウナや岩盤浴は偏頭痛になる確率が高いので控えたほうがいい
なお、温泉に併設されているサウナは急激に体温を上げるので、絶対にやめましょう。
サウナと同じ理由で、岩盤浴もあまりおすすめできません。
ただし、岩盤浴はそこまで急激に体温は上がらないので、どうしても好きな場合は水分を多めに取って短時間なら問題はないでしょう。
温泉に行って偏頭痛が起きる人は意外と多いので、普段よりも自分の体調に注意しながら楽しんでください。
まとめ:正しいお風呂の入り方をすれば偏頭痛の予防に効果あり
偏頭痛が起きる原因にストレスと肩こりがあります。
それがお風呂に入るとリラックス効果でストレス解消、血行がよくなって肩こりもほぐれるので偏頭痛の予防になります。
「お風呂に入ると偏頭痛になりそう」とこわがるのではなくて、正しいお風呂の入り方を守って偏頭痛を改善していきたいですね。


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